このブログを検索

2012年3月18日日曜日

演習場の野焼き


2011.12月演習場にて
ここ1ヶ月週末の土曜日、日曜日になると天気が崩れるパターン。いくら季節の変わり目とは言え、そんなに続けて、土日に崩れる事はやめてくれ~と言いたくなる気持ち。
ところで、確か今年はこの天気で、予定していた野焼きが、延期、また延期の状態になっていたかと思うのですが、、、どうなっったんでしょうね。まだ、行われていないと思うのですが、、、、

言い忘れました、野焼きと言うのは、裾野、御殿場に広がる自衛隊の演習場(東富士演習場)の野焼きの事です。来られた方はわかって頂けると思うのですが、ここの野原は広いですよ~。何でも本州最大の演習場だそうです。
そんな広い演習場に育ったすすき(カヤ)を春になると、害虫駆除を目的として、野焼きをするんです。一昨年は、この野焼きで、3人が死亡する事故があり、昨年は中止されておりました。が、今年は行うとの事で聞いております。今年は遠目でも良いから(邪魔にならないように)見て見たいと思っていたのですが、この天気です。全く、どうなるのやら。

そんな話をしておりましたら、家内が
「あの演習場のカヤって、あの世界遺産の白川郷の合掌造りの屋根に使われているだよ、、、」
と。 え!と言う事でちょっと調べてみたら、日本にカヤの生産量の半分をこの演習場が生産しているとの事。それだけでは無い。このカヤは、重要文化財のあちらこちらの茅葺き屋根に使用され、文化財保護の重要な役割も担っているとの事。
昨年は、野焼きを中止した為、「新しいカヤの育ちが悪い」、「新、旧が混ざった状態になって選別が必要」とかの問題が出ているとの事。

<以下より>
SBSイブニング・ニュース2011,02,21

SBSイブニング・ニュース2011,08.01

知らなかった。演習場のカヤの生産量が日本一である事、野焼きをしない事が、害虫駆除だけなく,カヤの育ちに影響が出て、それが文化財保護にも影響が出る事。

身近な所にこんな有名な自然があったなんて、素晴らしい。
野焼きは危険を伴うもの、でも、そこで育つカヤは、色んな事に使われている。

早く天気が良くなって、安全な野焼きが実施されてほしいもんです。


0 件のコメント:

コメントを投稿