このブログを検索

2011年6月9日木曜日

職人技の継承

昔から職人の世界では技は「教えてもらもらう」ものでは無く、「盗む」ものだと聞いた事がある。
職人と言われる人は、誰にも真似する事のできない「技」をを持っていて、それをそうそう他の人に教えることはせず、弟子は見て覚えて行く。要は「盗む」と言う感覚。

そもそも、何でもそうだが、「盗む」くらいな前向きな姿勢が無いと、「教えてもらう」などの受身では覚えられるものではなく、身に付くものではない。まして、それを自分なりに工夫して違う「技」にする事もできない。

この話は、会社人でも同じ。誰か教えてくれるのを待っているようでは、何も前に進まない。そのようなスタンスでは、身に付くものでもなく、言われた事だけをして、言われた事しかできなく、最終的にはその人は何も変わらない。

私も年をとったものだと感じる事の一つに、今の若い人はこの、「教えてもらう」が正当化して、もう少し先に進んで、「教えてくれなかったから、できなかった。教えなかった人が悪い」、、、とそこまで行く人が多い。ここまで受身が進むと、その世界はもう終わりだ。
このスタンスでは、教えてもらってその事はできるようになっても、教えてもらった事以上の工夫はできない。せいぜい、教えてもらった人に近づく事ができるレベルで、それ以上の事はできない。
ただの「真似」でしか無いと言う事だ。

上の人を追い越そうと言う気力のある人は、上の人ができない事を身に付ける必要があって、その為には、教えてもらった事以上の何かが無いと、永久にその人の上にはなれない。

なんだか硬い文になりました。思いだしたが、同じような事を過去にも書いたんだった。

<参考>

人に聞く」、、、

「素直さが進歩につながる」


,

0 件のコメント:

コメントを投稿